レース直前に行われる展示(てんじ)走行は、本番前の予行演習です。ここで分かる展示タイム(直線の速さ)と展示ST(スタートの早さ)は、どちらも数字が小さいほど良い(速い・早い)という向きで読みます。ただし当日の一回きりの走りなので、「参考」として使うのがコツです。
この記事では、直前情報のなかでも初心者がまず見たい展示タイムと展示STを、読み方のコツと一緒に整理します。
展示走行とは?本番前の「予行演習」
展示走行は、本番のおよそ数十分前に行われる試走です。大きく2つのパートがあります。
- スタート展示(スタ展):本番の進入・スタートを模して行う。ここで見えるのが展示STと、各艇の進入コースの目安。
- 周回展示:本番と同じコースを周回し、旋回や直線の伸びを見せる。ここで計測されるのが展示タイム。
展示タイムの見方(小さいほど速い)
展示タイムは、周回展示で直線を走ったときの速さを計測したものです。数字が小さいほど速く、調子が良いサインになります。
同じレースの6艇を見比べて、展示タイムが相対的に速い艇は「今日は伸びている」と読めます。勝率やモーター2連率が前日の材料だったのに対し、展示タイムは当日の実際の走りを反映する点が強みです。
展示STの見方(スタートの早さ)
展示STは、スタート展示でのスタートの早さを表します。スタート合図からの遅れを秒で示し、「.13」なら0.13秒遅れ。数字が小さい(0.00に近い)ほどスタートが早いという向きです。
- .10前後でそろっていればスタートが安定している目安。
- スタート展示はあくまで練習なので、本番でそのまま同じSTが出るとは限りません。特に、Fを持っている選手は本番で慎重になることがあります。
- なお展示(練習)自体にフライングの罰則はありません。図の「Fゾーン」は本番でのスタート基準を示したものです。
なお、スタート展示では進入コース(実際にどの並びでスタートするか)も見えます。枠番どおりとは限らず、外の艇が内を取りにいく「前付け」が起きることもあります(進入は枠番とは別ものです)。
展示は「参考」——過信しないのがコツ
展示は当日の一回きりの走りなので、本番でそのまま再現されるとは限りません。整備の最終調整、水面状況の変化、選手の本番での気合の入れ方——いろいろな要素で結果は動きます。
前日の出走表(級別・勝率・モーター)で組んだ予想を、展示で微調整するくらいの使い方がちょうど良いバランスです。
よくある質問(FAQ)
Q. 展示タイムは大きいほうが速いのですか? A. いいえ。展示タイム・展示STは小さいほど速い・早いです。勝率やモーター2連率(大きいほど良い)とは向きが逆なので注意しましょう。
Q. 展示STが速ければ本番も速いですか? A. 目安にはなりますが、スタート展示は練習です。本番で同じSTになるとは限りません(特にFを持つ選手は慎重になりがち)。
Q. 展示で進入コースも分かるのですか? A. スタート展示で進入の目安が見えます。枠番どおりとは限らず、前付けが起きることもあります。
Q. 展示タイムはいつ見られますか? A. 本番の数十分前に行われる展示走行のあとに公開されます。公開のタイミングはレースにより前後します。
次のステップ
展示の見方がつかめたら、実際のレースの「くわしく」表示で展示タイム・展示STを見比べてみましょう。
- 📘 直前情報の読み方を順を追って学ぶ → まなぶ:展示ST(スタート)の読みかた
- 📋 前日の材料(出走表)の見方はこちら → 出走表の見方
- 🌬 同じ直前情報「風」の読み方 → 風の読み方
- 🚤 今日のレースの展示を見る → 開催中の会場一覧
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