馬券と舟券、名前は違うけど同じ仕組み?全券種比較【競馬と比較】

馬券と舟券、全券種比較|Boat-V ブログ 競馬と比較

競馬の馬券とボートレースの舟券は、実は名前がそのまま同じものもあれば、名前は違っても仕組みがほぼ同じものもあります。競馬で買い方を知っている方なら、対応関係を知るだけで舟券の7種類はすぐに理解できます。

まず前提:舟券は7種類、これはボートレース側だけの数え方

ボートレースとは?で触れたとおり、舟券は単勝・複勝・2連単・2連複・拡連複・3連単・3連複の7種類です。競馬は単勝・複勝・枠連・馬連・馬単・ワイド・3連複・3連単の8種類(加えてWIN5等の特殊な券種)で、数だけ見るとボートレースの方が少なく見えます。ですが実際に対応させてみると、差の理由は艇数が常に6艇で固定されているという構造そのものにあります。1つずつ見ていきます。

対応表で見る7つの舟券

当て方の仕組み 競馬(JRA) ボートレース
1着だけ当てる 単勝 単勝
上位に入れば的中(1頭/1艇) 複勝 複勝
1・2着を着順どおり 馬単 2連単
1・2着を順不同 馬連 2連複
上位3着以内に2頭/2艇入れば順不同で的中 ワイド 拡連複
1・2・3着を着順どおり 3連単(名称も同じ) 3連単
1・2・3着を順不同 3連複(名称も同じ) 3連複
競馬だけにある券種 枠連・WIN5(後述)

単勝・複勝・3連単・3連複は、競馬でもボートレースでも名称がそのまま同じです。違うのは「1・2着を着順どおり」「1・2着を順不同」「3着以内に2頭/2艇」の3つで、競馬では馬単・馬連・ワイドという独立した名前が付いていますが、ボートレースでは2連単・2連複・拡連複という、数字+着順/順不同の組み合わせで呼びます。呼び方が違うだけで、当て方の仕組みそのものは1対1で対応しています。

複勝は、競馬では出走頭数によって2着まで・3着までのどちらが的中対象になるか変わりますが、ボートレースは常に6艇なので複勝=2着までに入れば的中で固定です(ボートレースとは?参照)。

ただし、名称が同じ3連単でも、実際の組み合わせ数は競技によって大きく異なります。ボートレースは常に6艇なので3連単は6×5×4=120通り、競馬は最大18頭立てなら18×17×16=4,896通りです。同じ「1・2・3着を着順どおり当てる」券種でも、組み合わせ数の差はそのまま配当の上限差につながります。この差とボートレースならではの魅力については、「6艇だから地味」「1号艇有利はずるい」は本当?で数字とともに詳しく解説しています。

名称も内容も同じ 単勝・複勝・3連単・3連複 名称は違うが仕組みは同じ 馬単=2連単/馬連=2連複/ワイド=拡連複 競馬だけにある券種 枠連・WIN5(ボートレースには無い) 7種類の舟券はすべて、競馬側の券種と対応が付く
舟券7種類は競馬側の券種と1対1で対応し、追加で競馬だけの券種が2つある

なぜ「枠連」はボートレースに無いのか

枠連(正式名称:枠番号二連勝複式勝馬投票法)は、出走馬を1〜8の「枠」にグループ分けし、1・2着になる馬の枠番の組み合わせを当てる券種です(JRA-VAN「枠連とは?」)。JRA公式によれば、原則として出走頭数が9頭以上の場合に発売されます(JRA用語辞典「枠連」)。

競馬は最大18頭が走るため、細かい馬番だけでなく、粗い枠番でまとめて当てる需要が生まれます。一方ボートレースは常に6艇固定で、艇番自体がすでに1〜6という粗い単位です。18頭を8つの枠に押し込む競馬と違い、ボートレースでは艇番=グループ分けの最小単位がもともと1対1なので、枠のような「まとめ直し」をする意味がありません。2連複(馬連に相当する券種)だけで足りており枠連という概念自体が存在しない、という説明は、この構造から導ける自然な理由ですが、boatrace.jp公式が明示的にそう述べているわけではない点には注意してください。

競馬(最大18頭) 1枠 1.2 2枠 3.4 3枠 5.6 4枠 7.8 5枠 9.10 …8枠まで → 頭数が多いので8枠にまとめて予想しやすくする ボートレース(常に6艇) 1 2 3 4 5 6 → 艇番がすでに1対1の最小単位。枠でまとめ直す必要がない 艇数が最初から少ないため、枠連という概念自体が生まれない
競馬は頭数が多いので枠でまとめる。ボートレースは艇番がそのまま最小単位

WIN5もボートレースには無い

競馬にはもう1つ、ボートレースにはない券種があります。WIN5は、JRAが指定する5つのレースすべてで1着になる馬を当てる券種で、100円から購入でき、払戻金の上限は法令により100円につき6億円と定められています(JRA「WIN5を知ろう」)。的中票が無い場合や払戻上限を超えた場合は、次回への持ち越し(キャリーオーバー)も発生します。

ボートレースには、これに相当する複数レースをまたぐ重勝式の舟券は発売されていません。舟券は前述のとおり単勝・複勝・2連単・2連複・拡連複・3連単・3連複の7種類のみで(BOAT RACE公式FAQ「舟券にはどんな種類がある?」)、この中に複数レースをまたぐ券種は含まれていません。

ただし、「法律上の根拠が無いから発売されていない」わけではありません。モーターボート競走法第14条にも、WIN5と同じ発想の「重勝式」(同一の日の2以上の競走につき、同一の基本の勝舟投票法により勝舟となったものを1組として的中とする方式)が定義されており(モーターボート競走法)、2007年4月1日の法改正で追加されています。つまり法律上はボートレースにも重勝式の舟券を発売する根拠があるにもかかわらず、実際には一度も商品化されていないのが実情です。理由としては、システム開発費の負担や、フライング等による欠場・返還が発生しやすいボートレース特有のリスクが挙げられることがありますが、これは複数の解説記事による説明であり、公式に明言された理由ではない点に注意してください。

まとめ

  • 舟券7種類のうち、単勝・複勝・3連単・3連複は競馬と名称までそのまま一致します。
  • 馬単・馬連・ワイドは、ボートレースでは2連単・2連複・拡連複という名前で、仕組みは1対1に対応します。
  • 枠連は艇数が常に6艇で固定というボートレース側の構造上、そもそも必要とされない券種です。
  • WIN5のような複数レースをまたぐ重勝式は、ボートレースでは発売されていません。ただしモーターボート競走法にも2007年から同種の「重勝式」の規定自体はあり、法律上の根拠がないわけではありません。

よくある質問(FAQ)

Q. 競馬とボートレースで名前がそのまま同じ舟券・馬券は? A. 単勝・複勝・3連単・3連複の4つです。この4つを覚えておけば、両方の競技をそのまま同じ感覚で楽しめます。

Q. なぜボートレースに「枠連」が無いのですか? A. 枠連は出走頭数が多い競馬で、細かい馬番を粗い枠番にまとめて予想しやすくするための券種です。ボートレースは常に6艇で、艇番自体がすでに粗いグループ単位なので、まとめ直す必要がなく枠連という概念が生まれません。

Q. ボートレースにWIN5のような舟券はありますか? A. 発売されていません。舟券は単勝・複勝・2連単・2連複・拡連複・3連単・3連複の7種類のみです。ただし法律上の根拠が無いわけではなく、モーターボート競走法にも2007年から「重勝式」という同種の規定があります。実際に商品化されていないだけです。

Q. 初心者はどの舟券から買うのがおすすめですか? A. 当てやすい単勝・複勝から始めて、慣れてきたら3連単に挑戦するのがおすすめです。詳しくはボートレースとは?をご覧ください。

次のステップ


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公式で確認する舟券にはどんな種類がある?(BOAT RACE公式FAQ)JRA「はじめての方へ 馬券の種類」JRA-VAN「枠連とは?」JRA「WIN5を知ろう」

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Boat-V は非公式のデータビューアです(BOATRACE振興会・各競走場・関係団体とは関係ありません)。競馬に関するデータはJRA公式および複数の分析サイトの集計を参照しており、Boat-Vが独自に検証したものではありません。舟券の的中や収益を保証するものではありません。舟券の購入は20歳になってから、のめり込みにはご注意ください。

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